監督というように様々な

今 甲子園では選抜高校野球の熱戦が行われています。

テレビ中継で各試合を観戦していると、その放送で色々なチームの監督の姿が映し出されます。

叱咤激励をする監督、無表情に腕組みをしている監督、笑いながら選手をリラックスさせる監督というように様々なスタイルの監督がいます。

その風景をテレビ越しに観ていると、池田高校の蔦文也監督の姿を思い出します。

徳島の山間部にある弱小野球部を春夏通算優勝3回 準優勝2回という輝かしい成績に導いた名将です。

「攻めダルマ」というあだ名があり、その名前通りダルマのような丸っこい体型で、

攻撃時はバントやエンドランは使わずに常に打つという攻めの采配。またピンチでもニコニコと笑顔で選手の自主性に任せたスタイル。

一見 放任主義であるように見えますが「オマエラは下手くそやけん、一生懸命やればええんじゃ」という面とともに、

早くから体力強化のために当時珍しかったウエイトトレーニングを練習に取り入れて打撃を強化するという繊細な面も持ち合わせた非常にプログレッシブな監督でした。

そして「やまびこ打線」という強力打線を作り上げて、甲子園の常連校となったのです。

攻撃こそ最大の防御という戦法で、まるでメージャーリーグの野球のようなスタイルでした。

そこには監督と選手の間の信頼関係が築かれ、実力以上の力が甲子園という大舞台で開花したことは紛れもない事実です。

甲子園勝利至上主義中心に考える監督の中で、のびのびと野球をさせるという哲学を持った蔦監督は甲子園の歴史の中で貴重な存在です。

このようなキャラクターを持った監督が率いるチームが出てきてほしいと考えるのは私だけでしょうか。